カラビナ

カラビナは岩登りを行なう際にザイルの中間支点となる用具で、カラビナの登場により岩登りの安全性は飛躍的に向上しました。最初の登場はO型カラビナでC型丸棒の金属にゲートを付けたものでした。しかしこのO型のものは強い荷重が加わった際にケード部分が弱くなってしまうために、デザインによる力の分散を考慮するために、D型、変形D型、新D型などが開発されました。素材も以前までは鉄製が主流でしたが、現在ではジュラルミンが使用され大幅な軽量化が図られました。カラビナは縦方向の強度は非常に強いのですが、ゲート部分があるがために横方向の強度は非常に弱く、カラビナを使用する際には常に縦方向にカラビナが通っているか十分確認する必要があります。

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