ザイル

ザイルとは登山用の綱で、日本でザイルが使用されるようになったのは明治末期でヨーロッパより近代登山が取り入れられた時に、他の登山用具とともに日本に入って来てからです。ザイルは岩壁や氷雪上を登下降する時や、懸垂下降するときに用います。絶対に切れないというものではなく、強度時にはもっと丈夫なものもありますが、ザイルは中心と表皮にナイロン糸を用いて落下の際に生じる衝撃をやわらげる働きを持っています。日本ではSG規格、ヨーロッパではUIAA規格と呼ばれる安全基準があり、安全規格を満たさないと販売することはできません。直径が9mmと11mmのものがあり、長さは40mが一般的です。9mmの物は2本同時に使用することを前提としています。以前は他の素材の物もありましたが、現在ではすべてナイロン製になっています。最近のザイルにはテフロン処理することによって防水処理したものもあり冬山登山には有効です。ザイルの使用方法は重要で技術をしっかり収得し使用しなければなりません。使い方を誤ると命取りにもなりかねません。

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